いつもありがとうございます。今日はタイトルのように、指輪屋の私たち夫婦が結婚指輪選びに失敗した話をさせていただきます。

話は今から遡ること16年前。結婚が決まり、意気揚々と指輪選びに父が営むリブアロングの前身であるフジ美術へ指輪選びに来ました。当時は会社員と幼稚園教諭という、指輪には縁のない仕事をしていた私たち。さらにまだまだ若く未熟だったふたりは、人気の指輪を聞いただけで「結婚指輪ってこんな感じ」と深く考えることなく、指輪屋である父のアドバイスには耳を傾けずに数本着けただけで即決。このときにはこの決断を後悔することになるとは思いもしませんでした。

↑15年前の結納で浮かれる私たち

結婚して着け始めた結婚指輪。当時選んだ結婚指輪はどうやら私たちふたりの指輪には合っておらず、常にクルクル回ってしまい、手持ち無沙汰になると指輪を指でクルクル回すという癖までついてしまいました。また指輪はとても分厚かったので着け心地が悪くて・・・

今まで指輪を着けたことがなかった私は「指輪ってこんなもんか」なんて思って、「しばらく着けるとなれるかな」と能天気に考えていました。しかしいつまで経ってもしっくりきません。むしろ家事・育児で手をよく使う妻は、日を追うごとに使い心地の悪さに不満が。ここでようやく「(私たちの指に)合ってないからこんな着け心地が悪いんや・・・」と気付きました。

↑多分こんな感じだったであろう、指輪選びに失敗したことに気付いたときの私

それからしばらくして父の跡を継ぐべく、リブアロングへ入社。お客様の指輪選びのお手伝いをする中で、「何でその指輪にしたんですか?」なんて質問をお客様からいただくものですから、悶々とした気持ちが湧いてしまいます。「まあ何となくノリで選びました」なんてことはもちろん言えず、「奥さんが気に入ったんで!」とか大切な人のせいにして逃げたりしていたりしました。

そんな日々が続き、仕事で指輪に触れる時間が増えていくにつれて、自分たちの結婚指輪を作り替えたいという気持ちが強くなっていきました。ただ指輪を作り替えると夫婦で決めてからは、「結婚式で交換した指輪やのに」と寂しく思う気持ちもありましたが、これからずっと着け続けていく指輪だからこそ「本当のお気に入りの指輪」でないといけないと思い、決断しました。そしてリブアロングに勤め始めてから初めて迎えた5周年の結婚記念日に合わせて指輪を作り替え、今回は指の形も考えて着けやすい指輪に。

若干クレイジーなデザインではありますが、10年経った今でもずっと気に入っています。何なら月日を追うごとにこの指輪にして良かったと思えるほどです。

指輪選びには、デザインだけでなくご自身の手や指の長さ、形に合わせた指輪の選択が重要です。これからリブアロングへ来ていただくお客様には、こんな指輪選びに失敗し、遠回りをした私たちふたりだからこそわかる、指輪選びの近道をご案内いたします。リブアロングでは、後悔しない指輪選びをお届けできるように、これからもおふたりに寄り添って努めてまいります。

婚約指輪・結婚指輪をお探しの方は、姫路のリブアロングへお立ち寄りください。皆様のご来店を楽しみにお待ちしております。